TOPINTERVIEW神戸で働く人アディカリ プシュカル
オートバックスの社員として外国人を含めたお客様への商品説明や販売などの業務を行っています。より詳しく自動車の知識を得るために、自分で勉強をしたり、先輩たちに教えてもらいながら業務についています。以前から自動車が大好きだったので、自分の好きな分野の仕事につけて楽しくやりがいを感じながら仕事ができています。
店舗内スタッフとしての業務では、商品やサービスの説明が上手にできないこともありますが、お客様も会社の皆さんも日本の人たちは優しい人たちが多いので働きやすく感じています。それで自分自身も皆さんにならって、他の人に優しく接するよう心がけて、お客様を大切にするということをポリシーにして働いています。
私が16歳の頃、ネパールのニュースやテレビ番組で日本の文化や様子を知る機会があり、いつか日本に行きたいという気持ちが湧いてきました。特に日本人の優しい人柄や規律正しく街が動いている様子に魅力を感じました。電車などの公共交通機関は、分刻みの時刻表があっていつも時間通りに到着して出発することには驚きました。
ネパールでは高校卒業後、ビジネスの専門学校に進学しました。卒業後に2年間の語学留学のために日本に来ました。その後、さらに福岡の専門学校に入学して2年間勉強しました。その間は福岡の天神で生活していました。来日当初は、文化や言葉の理解が未熟だったので字が読めず大変な思いをすることがありました。例えば、「砂糖」と「塩」が読めなくて意味も分からず、どちらも同じ白色の粉末なので間違えて使ってしまってびっくりしたことがあります。企業説明会で神戸のG-7社と出会い、自分が大好きな自動車関係の会社だったので神戸で働く決意をしました。
神戸は山も海もありますし、少し移動すればいろいろな自然を満喫できるところが魅力的だと感じています。近くで自然を楽しめるという環境に加えて神戸市は大きな街なので、休みの日にショッピングをしたり食べ歩きをしたりできるお店もたくさんあります。私はプライベートで出かけるのが好きなのですが、神戸は楽しめるところがたくさんあるので楽しく充実した毎日を過ごしています。
神戸に暮らしていると遠くまで旅行に行かなくても、自然や都会の雰囲気を感じることができます。特に私は居酒屋へ行くのが好きです。お酒を楽しく飲むのが好きで、日本酒やビールをよく飲みます。日本酒は日本に来てから初めて飲みましたが、熱燗をおちょこで飲むことがお気に入りです。
以前生活していた九州と比較すると生活費が少し高くなったかなと感じることがありますが、今は神戸で仕事もプライベートでも充実した生活を送っています。
これから日本で働きたいと思っているのなら、思い切って神戸に来たらいいと思います。なぜなら、日本人は親切な人が多いので初めての外国の生活だとしても、他の国や地域に行くよりもずっと安心だからです。また、神戸には世界中の国々から外国人が働きに来ていますので、寂しく感じることは少ないです。
そして、自分の国では学べないようなことをたくさん学べます。私の場合は、自動車が大好きで車関係の技術を身に着けてビジネスに繋げようと思っても母国では学べる環境がほとんどありません。しかし、ここ日本は違います。自分の可能性を広げて将来へのチャンスを掴むきっかけになるような環境が整っています。
日本に来たら、いろいろな人たちと出会えるので苦手意識を捨てて、自分から積極的にみんなとコミュニケーションをとっていくことが、楽しく日本で働く秘訣だと感じています。
神戸は港がある国際的な街なので特にそう言えると思います。初めて日本に働きに来る人にとっては優しい環境です。
当社は、約3年前から積極的に外国人材の採用をしております。
その理由として、国内で車離れが進んでいるものの海外はそうでないこと、日本は少子高齢化による人材不足、働くことに意欲的な外国人材が多いこと、などが挙げられます。
加えて、当社は海外への事業展開を考えております。店舗や商品の準備に、それほど時間は必要ないものの、人材の育成には時間が必要です。それで、今後を見据えて「21世紀ビジョン」というテーマを掲げ、人材の確保と育成に力を入れております。特に東南アジアの人たちは日本の自動車技術に関心を持っている人が多いので、主にASEAN地域からの採用を行っております。
外国人材を採用することによって、彼らの仕事に対する意識やモチベーションが日本人社員にも伝わり、相乗効果で社内の働く意欲が高まる、という良い効果を得ています。
神戸は気候が良く安定しており、とても住みやすい地域です。当社としても全国から神戸に人材を集めているところですので、是非、神戸に来て活躍の場を見つけていただきたいと思います。
(人事部 次長 久本 和宏)
