TOPINTERVIEW神戸で働く人ユン チウン

ユン チウン

ユン チウン

Company name /
株式会社 合食
Job type /
商社
Countries &  
Regions /
韓国
  1. 仕事内容
  2. 神戸で働く
    ことになった
    きっかけ
  3. 暮らし
  4. メッセージ
  5. 企業から
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仕事内容

食を通して世界のいろいろな国と繋がる業務に就いています

日本の海産物を海外に輸出する業務を担当しています。取引先は、韓国、シンガポール、アメリカ、ドバイなどの世界各国です。これまでの留学経験や海外生活で身に着けた語学力を生かせる業務なので、毎日が充実しています。
オンラインでの商談が多くなっている中、トルコのスタッフから韓国の企業を紹介してもらい、電話とメールのやりとりのみで大きな契約を結ぶことができました。慣れないオンラインの商談でも成果を上げることができ、とても嬉しかったです。
このような国際的な取引を経験できるところに、仕事のやりがいを感じています。
私自身、会社からは国と国を繋げるような役割を担うことを期待されていると感じていますし、お客様からもそのように言われることがあります。商品を買ってくれる側にも売ってくれる側にも双方のお客様に満足していただくことをポリシーとして日々の業務に就いています。

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神戸で働くことになったきっかけ

初めての日本が神戸でとても気に入り、まずは語学留学から始めました

大学を卒業してから1年半ほどインドネシアの企業に勤めて、その後、韓国に戻りました。26歳の時に友人を頼りに初めて日本に来る機会がありました。1週間ほどの短い期間でしたが神戸に滞在して、とても住みやすそうなところなので、まずは留学という形で神戸に行くことを決めました。
日本語は全くできなかったので、約1年半は日本語学校に通い日本語の勉強をしました。ただ、学校だけでは日本語を身につけるのは難しいと感じたので、アルバイトをしたり、ボランティアの人から週1回で日本語を教えてもらい、なるべく日本語ネイティブの人と過ごす時間を多く作りました。
神戸がとても気に入っていたのでいずれは神戸で働くことも考えていた中、日本語学校で企業説明会に参加しました。そこで、神戸の会社で海外にも事業展開している当社を知り、自分がこれまでしてきた海外生活のスキルも行かせると思い入社を決めました。

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暮らし

四季折々の景色を楽しみながら落ち着いて仕事ができる街です

初めての日本が神戸で、その時から感じていることですが、神戸はとても暮らしやすい街です。私の母国である韓国は、多くの人がとても忙しそうに生活しています。しかし、神戸はゆったりとした雰囲気があり落ち着いて仕事をすることができます。
入社してはじめの2年ほどは、東京勤務となりました。東京は人がとても多く、電車で通勤をしていましたがとても時間がかかりました。生活は便利でしたが、とても慌ただしい生活環境でした。その時と比較すると神戸での生活は、人混みがそれほど多くありません。それでいて電車の駅やバス、空港や新幹線、港があって交通の便が良く便利な街です。
また、自然が豊かで季節ごとに景色の変化を楽しめるのも神戸ならではの魅力だと感じています。特にお気に入りなのはメリケンパークです。前を見れば海、後ろを見れば山で両方の自然を一年中楽しめるので、季節ごとに変わる風景を見ながら時の流れを感じて、良いリフレッシュができる場所になっています。

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メッセージ

日本で働くためのヒントは日本のことわざの中にあります

日本で働くことを考えている人には、日本語を学ぶことの大切さを伝えたいと思います。日本のことわざに「郷に入っては郷に従え」というものがあります。国ごと場所ごとに礼儀、ルール、習慣やマナーといったものは異なります。外国で暮らしていくにはその場所での生活の仕方や文化を知って、身に着ける必要があると思います。そのためにはどうしてもその国の言葉を理解する必要があります。そこで、日本語の勉強は大切であるということを皆さんに伝えたいです。もちろん、自分の国で学んだことや考え方をすべて変える必要はありません。
私自身、日本に来てすぐのころは日本語に慣れるのが大変でした。しかし、日本語がわかるようになるのだろうかと心配する必要はありません。
最近では、町の案内や標識などが英語や他の言語で表示されている場所がたくさんあります。特に神戸は国際的な街なので、外国人が多くて、初めて日本に来る人にとってはとても生活しやすい場所だと思います。

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企業から

多様な食の価値観を持つ人材と共に和食の中心であるお魚を扱っています

食という分野の中でも特に海外との関わりが強い業種の為、国籍は問わず優秀な人材は積極的に採用をしています。
そうすることで、いろいろな食の経験や価値観を持った人たちが会社に加わることになっています。20~30年ほど前にシンガポールへ事業を展開し、現在、本社には10人ほどの外国人材が、そして海外の6拠点に20人ほどの社員が働いています。
合食は日本の企業ですが、海外の方の生活や雇用の在り方にも対応した制度作りをしています。それによって日本の合食の制度が、海外の拠点の制度にも連動するように意識しています。採用する外国人材は、ある程度の日本語力を持っていますが、日本人スタッフは親切に思いやりを持ってサポートする姿勢が見られます。それが社内の良い雰囲気づくりに貢献していると思います。
神戸は国際的な街で、いろいろな国のレストラン・商店やコミュニティが多く、日本での生活をスタートしやすいコンパクトで便利な場所です。外国の方が安心してお仕事を始められる街だと思います。
(人事部総務部 課長代理 酒井 英美子)