TOPINTERVIEW神戸で働く人ピーター キャシディー

ピーター キャシディー

ピーター キャシディー

Company name /
弁護士法人 東町法律事務所
Job type /
弁護士法人
Countries &  
Regions /
オーストラリア
  1. 仕事内容
  2. 神戸で働く
    ことになった
    きっかけ
  3. 暮らし
  4. メッセージ
  5. 企業から
photo

仕事内容

依頼者が安心できるような、分かりやすい説明を心がけています

神戸で約100年続く法律事務所で外国法事務弁護士として働いています。地元企業の国際貿易に関わる契約書の準備やトラブル解決の相談、海事法が関連する依頼が多数を占めています。
貿易には複雑な法律が関係しますし、特殊なルールもケースバイケースで考慮に入れなければいけません。正確な知識や経験が求められる分野ですから、お客様から信頼を得るために、依頼者にとってわかりやすい説明をすることを自分の仕事のポリシーにしています。
後から疑問が残らないように安心して任せていただきたいので、相談者の身になって専門用語やルールなどを理解しやすい言葉で丁寧に説明するように心がけています。これまでに頂いた依頼の中には、何十億円もする船の契約書の確認がありました。とても大きな金額で緊張しましたが、無事に完了したときはとても嬉しくホッとしました。
そのような大きなお仕事を任せてくださったことに感謝していますし、引き続き神戸で弁護士としての経験を積んでいきたいと思っています。

photo

神戸で働くことになったきっかけ

神戸に何かの形で貢献できればと思い、やってきました

12歳のころ学校に日本語の先生が授業に来てくれていました。それがきっかけとなり日本に興味を持つようになり、日本語の勉強をつづけました。そして15歳の時に、3週間の留学で姫路に来ました。
私にとっては初めての海外で、日本に大きな魅力を感じました。それで大学でも法律の勉強をしながら日本語の勉強を続けました。私の出身地である西オーストラリア州が兵庫県と姉妹都市であることから、神戸市にある甲南大学に1年留学しました。
このように私にとって神戸はゆかりのある都市なので何か貢献できることがあればと思い、神戸で働くことを決意しました。2011年末に来日して、5年ほど日本企業の品質保証部で働きました。海外向けエネルギー関連のソフトウェアを扱う企業で、翻訳や各国の規制について調べる業務に従事しました。
その職場で日本の会社組織の仕組みを学ぶことができ、その経験は今でも役に立っています。そして2017年から現在の法律事務所で弁護士として仕事をしています。

photo

暮らし

神戸はとにかく便利で、家族で楽しめる場所がたくさんあります

近くに山も海もあってとても便利な地域です。私は仕事が休みの時には家族サービスで出かけるのが好きです。淡路島や大阪、京都などの観光地や子供たちと楽しめる場所へのアクセスも良くてプライベートも充実しています。夏は家族でビーチへ行ったりドライブを楽しんだりしています。
私は家族で六甲エリアに住んでいるので、きれいな景色を眺めながらリフレッシュできるのも楽しみの一つです。私のオーストラリアの地元パース市には山が全くないので、神戸の山はお気に入りです。
さらに、昔から貿易が盛んな街なので、台湾や中国などの日本以外の文化や食べ物を楽しめるのも神戸ならではの魅力だと思います。 生活環境が整っていて便利な都市は生活費が高いというイメージがあるかもしれませんが、オーストラリアと比較すると神戸は物価が安いように感じます。近くに商店街や中華街などもあってショッピングや美味しいものを食べに行くにも便利なところです。海外から日本にやってきて家族で生活するのに、神戸は暮らしやすい場所だと思います。

photo

メッセージ

神戸は誰もが世界に挑戦できる街です

日本に興味があってグローバルな仕事をしたいのであれば、神戸に来ることをおすすめしたいです。神戸は古くから日本の中でも国際貿易の主要都市としての歴史があります。それで、海外からの人の流れが活発で、外国人の活躍できる場所がたくさんあるのです。そして、地元の人たちも昔から外国人に馴染みがある環境で生活しているので、安心して住むことができます。
生活環境は何でも整っているので快適な毎日を送ることができます。私が神戸の自慢できるポイントを伝えるとしたら、便利さです。そして、いろいろなことに挑戦できる機会があるということです。挑戦できる選択肢が多ければ多いほど、その後の人生の可能性や進む道の幅も広がっていきます。神戸で働けば、日本だけに留まらず、さらなる他の国の人たちとの交流や文化を知る機会に恵まれるかもしれません。
神戸は外国人にとって働きやすくて住みやすい国際都市だと日々感じながら仕事をしています。

photo

企業から

外国人材の採用は社内コミュニケーションのスキルアップに貢献しています

最初にピーターさんから連絡を受けた時は、新たに弁護士を採用する予定はありませんでした。しかしながら、より国際色のある弁護士事務所を目指していくという理念を掲げていたタイミングでもありました。そのため、所属弁護士が法律に関係する英語を学ぶ必要が生じていました。それで、その部分でピーターさんにお手伝いしていただけないかと考え、雇用はできないけれども、法律英語を弁護士に個人的に教えるという形で関係を続けて行くことを提案しました。
その後、当事務所の弁護士がイギリス留学から戻って来まして、英語を使う事案が増えるようになりました。それに伴い、業務をサポートできる人材のニーズが発生し、ピーターさんを採用する運びとなりました。
事務所が多国籍になり、社内のコミュケーションスキルが上がっていると感じるのは、外国人材を採用することによって得られたメリットであると思います。神戸は国際的な街で外国人同士の交流の機会があるので、これから働こうと考えている人は安心して生活できる地域だと思います。
(パートナー 弁護士・弁理士・博士(理学) 松宮 慎)
弁護士法人 東町法律事務所HP