TOPINTERVIEW神戸で働く人フローレス キム アシュリー ペレス

フローレス キム アシュリー ペレス

フローレス キム アシュリー ペレス

Company name /
株式会社OKAMURA
Job type /
製造業
Countries &  
Regions /
フィリピン共和国
  1. 仕事内容
  2. 神戸で働く
    ことになった
    きっかけ
  3. 暮らし
  4. メッセージ
  5. 企業から
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仕事内容

来年はプロジェクトマネージャーになりたいです

プラント事業部の水処理チームに所属しており、浄水場や送水場、下水処理場で使われる水処理設備の設計をしています。担当しているクライアントはベトナム・カンボジア・タイで、とてもグローバルです。私のプロジェクトチームのメンバーは、日本人・フィリピン人・韓国人・ミャンマー人が所属しており、コミュニケーションは英語で、日本語が苦手な私にとってはとても良い環境で感謝しています。また、他のチームとも力を合わせて仕事を進めていますが、日本人社員も英語が話せる方がいるので、コミュニケーションには困りません。
エンジニアとして成長するためにいろいろなチャレンジができる会社だと思うので、来年はプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを担当していきたいです。プロジェクトによって仕事の進め方が違うため、これからたくさんのことを学んでいきたいと思っています。
一番大変だと思うことは、日本語です。幸いなことに、所属しているチームメンバー内では英語でコミュニケーションがとれますが、社内では日本語でのコミュニケーションもとる必要があります。そのような時は翻訳サイトを利用して内容を確認しますが、正確な日本語に翻訳されないこともあり、苦労をすることもあります。
母国にいる家族や友人と離れて暮らしていて、時々寂しくなりますが、OKAMURAで様々な国の人々と楽しく仕事ができているので頑張れます。

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神戸で働くことになったきっかけ

子供のころからエンジニアになりたかった私は 神戸で就職して夢が実現しました

大学時代に、日本の企業が参加している産学プログラムに参加し、日本のモノづくりの伝統、文化を学び、とても日本に興味を持ちました。このプログラムは、母国の 6 大学から学生が選抜されるもので、日本企業 30 社の中から日本でのインターンシップに参加することができます。私は書類審査と面接を経て、OKAMURAへ3か月間のインターンシップに参加しました。OKAMURAは、中小企業ですが、タイ、ベトナムに拠点がありグローバル化された企業であることにとても魅力を感じました。
また、職場でもフィリピン人、韓国人、ミャンマー人などのいろいろな国の方々が活躍をしており、インターンシップの3か月でいろいろな国の方々と接することにより、とても勉強になったことを覚えています。インターンシップに参加した時から、私はOKAMURAに就職したいという気持ちになりました。
帰国後、母国の大学で卒業にむけて勉強を続け、卒業近くになると、大学の先生からいろいろな企業への就職を推薦していただきましたが、OKAMURAへ就職をしたいという気持ちは変わることがなかったので、卒業試験で合格したらぜひ就職させてくださいと自らコンタクトをとり、OKAMURA の担当者から OK をもらいました。晴れて卒業試験に合格して、2020 年 12 月に就職することができました。ちなみにインターンシップ期間の対応を評価され、就職時に面接はありませんでした。

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暮らし

いつか家族を神戸へ招待したいと思っています

神戸に来て1年が経ちますが、休みの日には、六甲山、須磨海岸、布引ケーブルなどの有名なところへ行って楽しんでいます。神戸のいろいろなところへ行き、写真をたくさん撮って母国にいる家族へ送っています。日本が好きな家族をいつかは神戸へ招待したいです。 神戸は素敵な景色があり、おいしい食べ物もたくさんあります。神戸に来たら、良い町ということがすぐ分かると思います。

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メッセージ

母国のフィリピンの印象を良く思ってもらうように 母国の代表として暮らしています

会社を選ぶ時に会社の考え方を知ることが大切です。自分自身と会社の考え方が同じであれば、とても充実して働くことができると思います。
私は英語が話せる環境で働くことができていますが、日本語を学ぶことをお勧めします。神戸で生活していくためには日本語を話せることはとても便利だと思います。ホームシックになったときは、日本人の同僚に日本語で相談することにより、寂しさを和らげることもできます。オープンマインドを持って日本に来てください。神戸には外国人のたくさんのコミュニティがあります。その中で私はフィリピン人の代表として神戸で生活しています。自分の国の良い印象を持ってもらうために行動をすることが大切だと思います。このような思いで生活することにより、自分自身がとても成長できると思っています。

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企業から

いろいろ経験して、将来は母国で活躍する人材に成長して欲しいです

当社は現在、タイ、ベトナムに拠点がありますが、2010年から海外進出をしており、当社のグローバル化のためや日本国内では労働力不足である優秀なエンジニアの獲得のために、外国人材は必要であると思います。社内では、日本人社員が英語や外国人社員の母国語を勉強して、コミュニケーションを取ろうという雰囲気があります。また、就業規則を英語で作成したり、研修も英語で実施するように対応しています。当社は神戸市を通してフィリピン政府とつながり、フィリピンのセブ島の大学と2018年からインターンシップの提携を始めました。当時はインターンシップ候補者が15名いましたが、2名選抜したうちの1名がキムさんです。その時から優秀な人材と思っており、ぜひ採用したいと思っていました。
彼女が当社へ入社したいという連絡をもらった時は、会社からはフィリピン人の先輩社員を通してぜひ当社に入社してもらえるようにアプローチを続けていました。コロナ禍で歓迎会などもできる状況ではありませんが、同僚の外国人社員同士でプライベートを楽しんでいるようです。また、彼女には週2回ほど日本語を勉強してもらっています。キムさんはとても努力家です。キムさんはエンジニアとして活躍しており、社員から一目置かれている存在です。
将来はキムさんの母国で当社の責任者として活躍して欲しいと期待しています。

(総務部 髙本 浩文)
https://www.okamura-industry.co.jp/